チーズおかか

日記・メモ

2019年ロシア旅行記②

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コスモスというホテルに泊まります。いくよっあかり!

まさにスターリン建築といった風貌です。

総客室はなんと1700室!

一泊4000円〜で、交通の便も良く、突然ライトが点かなくなったり、朝食のドリンクコーナーにアリさんがとことこしてて、収容所にでも入れられたか?と思う瞬間もあって大満足です!

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エレベーターに閉ボタンがなくて少し困りました。

赤いボタンは核ミサイルの発射ボタンに違いないので怖くて押せませんでした。

 

追記:こちらがコスモスでの朝食です。まずいというレベルではありませんでした。パンの上に乗っかってる黄色い物体、チーズだと思って取ったらゴムの味がしました。

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収容所での生活

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収容所での生活

オリーブとお菓子だけは美味しかったので後半はそれだけ食べてました。

 

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一夜開け、ホテルの目の前にある宇宙飛行士記念博物館へ。

ソビエトの宇宙開発技術ってすごいですよね。

私の好きな、ライカの写真もありました!

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団結した強力なソビエト同盟万歳!!

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地震がきたら一発で崩壊しそうなマンションもありました。

めんどくさいことは先に片付けたいのでお土産を物色しにいきます。

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ヴェルニサージュ市場!

モスクワの中でも価格が断然安いのでおすすめです!

マトリョシカは日本の4分の1の価格で売ってます。

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みんな好き放題お店を出しています。

物を大事に使う習慣からかボロボロな服や人形なんかも出品されています。

“Hey!my frends!!”

屈強なおじさんがニコニコしながら近寄ってきました。

“where are you from?”

恐怖に震えながらJAPANと答えると、いい獲物を見つけたかのように

片言の日本語を交えながら、似合うよ!可愛いよ!と色んな帽子を被せてきます。

“日本人限定の特別な価格だよ!”.

ロシア帽を買う予定はないので、ひたすら断りますが離してくれません…

最終的に、いくらなら買うのさ!?とキレ気味に言われました。

1000…と言ったら

1300pで売ってくれました。

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せっかくなのでこれで北海道の冬を乗り切ろうと思います。

追記:ちな、こちらが市場で購入したマトリョシカたちです。可愛すぎるぅ!

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KAWAII

 

モスクワ行きの機内からここまでに、ひとつ気づきがありました。

それはロシア人の入った後のトイレは、便座が上がっているという法則です。

これではあまりに男の娘が多すぎるので不審に思い調べたところ、

ロシアの便座はとっても不潔なので、便座に座らず用を足す

というルールがあるそうです。

座らずに…?

そんなことが…出来るのか?

我々日本人は空中浮遊なんて(教祖にならない限り)不可能なのでひめトレ状態、いわゆる空気椅子で用を足す羽目になりました。

ハムストリングが鍛えられました!

 

 

さっきから汚い話ばかりですみません。

お詫びに綺麗な写真をどうぞ!

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ロシアってなんとなく廃れた街のイメージがあったのですが、人がめちゃくちゃ多くてびっくりしました。(さすが畑から人が取れるだけある)

同志、中央軍事博物館に来ました!

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こんな間近で見れることある?

丁度先月T-34の映画を観たばかりだったので大興奮です!!

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キャタピラーを観察!!

追記:キャタピラーではなく履帯です。失礼しました。

ロシアの兵器だけではなく、ドイツの銃や日本の刀などもありました。

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ホンモノだよ…

じっくり眺めているとホールから、

“the 27th division song”

の生コーラスが聴こえてきました。

練習中なのか中に入って見ることは出来ませんでしたが、壁越しに聴くだけでも迫力がありました…!

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U2撃墜事件の残骸まであります。

日本の戦争博物館のような重々しい雰囲気はなくひたすら圧倒されるばかりです。

自国の歴史を誇りに持てるって素晴らしいことですよね。

もしあなたがより色んな戦車を見たいのなら、クビンカ戦車博物館をおすすめします。モスクワからかなり離れていて1人で行くのが怖かったので今回は断念しました。

 

 

さて、翌日のお昼の飛行機で帰るので

モスクワの滞在は実質最終日です。

でも今日は、何にも予定がない。

あれだけ細かく計画を練ったにもかかわらず

 

どおちて?

 

 

 

それは、

日にちを間違えていたからです。

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この手書きのタイムテーブルを見て分かる通り

私の頭の中に12/9の概念はなく、

1日目移動日 2日目自由行動 4日目移動日

という1日欠けたスケジュールを組んでいました。(1日目の夜に気づいた)

まさかの1日多かった…

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(てめぇの頭にはゴミが詰まってんのか?)

うるせぇボルシチぶつけんぞ!!

 

でもまぁ、飛行機の日程は間違えていなかったのでよかったです。

ってことで今日は無計画で過ごしてみよう。

 

メトロに乗ろうとすると

5個中4個の券売機が壊れている。

しかも皆、容赦なく列を抜かしてくるので

切符を買うのに15分かかりました。

 

でも誰も怒らないし、券売機のリペアマンも笑いながら対処してる。

 

そういや、満員電車でも、横入りされても、店員が無愛想でも、怒ってる人はいなかった。

困る人がいなければだれも困らないんだ。

当たり前のことですがなんだか納得してしまいました。

不便を受け入れるのも、それはそれでいいなと思います。

 

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ノヴォデヴィチ女子修道院です。

併設する墓地には、エリツィン元大統領やドミートリイ・ショスタコーヴィチなど著名人が埋蔵されています。

 

厳かな雰囲気が漂う寺院の中では

敬虔な信徒が祈祷していて、

なんだか自分が場違いのように感じました。

うまく説明できませんが、いい加減な気持ちでここに居ると罰が当たりそうな気がしました。

これもある意味信仰ですよね。

それほど訴えてくる何かがありました。

 

彼らにせめてもの敬意を払いその場を後にします。

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すぐそばには大きな湖がありました。

この湖を見てチャイコフスキーは「白鳥の湖」の構想を練ったと言われています。

 

この廃れた風景、ロマンがありますよね…。

この水に手を浸したら骨まで溶けてしまいそう。

凄く良い。

しばらく穏やかな時間を過ごしました。

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最後は再び赤の広場へ。

 

本当に綺麗な女性が多いです!!

見ているだけで幸せな気持ちになってきます。

あぁ、生まれ変わったら雪になって美少女の肌の上で溶けたい。

そう祈り、眠りにつきました。

 

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あっという間に、出発の日。

車窓から見る景色はやっぱり物寂しいです。

日常に帰っていく瞬間は

昨日までの出来事が夢のような、曖昧な記憶に変わっていきます。

頭の中にこの曲が流れてきました。

 

 

 

“ゆっくり時は過ぎてゆく

過去はもう戻らない

過ぎ去った日は惜しいけれど

明日が待っている”

 

“時には人を傷つけて

今日が終わるけれど

次の冒険が待っている

よろしく機関士さん”

 

 

Голубой вагон

「空色の列車」より

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ロシアでも侘び寂びを感じることができました。

同時に、日本に生まれて良かったと改めて感じました。

日本は良い国です。

日本人は親切で暖かいです。

これからも、思いやりの心を大切にしていきます。

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ロシア旅行はハードル高いと思われがちですが、行ってみたらそんなこと忘れるほどに居心地の良い国でした。

料理はうまい!ヨーロッパの綺麗な街並み!物価安い!イケメンと美女がたくさんいる!  

ソビエトロシアでは驚くべき文化があなたを見つける!!

 

帰りの飛行機で次はどの国に行こうかな〜

なんて考えましたが

う〜ん、

またロシア行きたいな🇷🇺

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最後まで読んで頂きありがとうございました!